カリフラワーの中に
オレンジカリフラワーというのがあります。
これはどうやってできたか。
ヨーロッパでは花もそうですが
野菜の品種改良が盛んです。
もちろん日本もやってます。
ヨーロッパでは昔から色んな色の野菜が出てました。
人参でさえ元は赤紫・黄くらいだったようです。
オレンジの人参は15世紀のオランダで改良されました。
オレンジがシンボルカラーのオランダ王室を祝うためでした。
このオレンジはカロチンの色。
カロチン自体キャロットからきており、まさに人参はカロチン。
また、金時人参などの赤い色はリコピンの色。
沖縄の黄色い島人参はキサントフィル色素の色。
赤紫の人参はアントシアニンの一種、シアニジンに糖が結合した化合物の色。
パプリカも同様。
しかし、生協のサイトではパプリカは色によって栄養は異ならないといってます。
さらにはTBSのサイトでの栄養士の話だと栄養は異なると書いてあります。
色別の詳しい研究がなされてる文書もあります。
パプリカの色と色素の関係
商社のサイトでも主力の赤・黄・オレンジについて栄養の違いをいってます。
だいたい赤はリコピン・カプサンチン
橙はカロチン
緑はカロテン・クロロフィル
茶はフェノール・クロロゲン酸
白はイオン化合物
紫はアントシアニン・シンニン
黒はアントシアニン・フコイダン
大根も栄養のバランスが崩れると
アントシアニンの「青色」が出ることがあります。
大根の仲間「かいわれ大根」の根も青いことがありますよね。
カリフラワーも同様。
オレンジカリフラワーはカロテンを多く含んでます。
紫カリフラワーはアントシアニン。
紫カリフラワーは茹でると緑になるものもあります。
紫のままのもあります。
白いカリフラワーは外葉を覆って育てるので
日光にあまりあたらなく、白くなります。
オレンジカリフラワーは外葉を覆わないで栽培してます。
いろんな色があるのは長年の品種改良によって編み出されて出てきてます。
参考URL
野菜のサブウエイ「人参」
野口の種「ニンジンの話」