2013年の桃

2013年、今年の桃は
全体的にちょっと味が薄い感じだ。
高級な桃でも味はやはり高級な味がするのだが
糖度がいまいち。
でもウチでは
そういうなかでも
比較的甘い桃を探し出し売りますよ
探し出すというのは
市場に甘いのを聞いたり
いろんな産地
たとえば山梨だったら
山梨の○○という産地とか
山梨の○○という桃とか
発注してみていろいろ食べてみる。
実際市場に行っていろいろ見てまわったりも。
市場に行くのはなかなか時間がとれないこともw
青果担当者レベルはこの辺ですかね。
甘い桃の多い年は
あまり見分けなくても
甘い桃にあたることが多いのだが
今年はやはりよく見分けないと甘い桃にあたらないかも。
やはり見分けるポイントは
果点
お尻まで赤い
と、大体甘い。
多少はずれる場合があるかもしれない。
店頭で
「今年の桃は例年よりちょっと味が薄いですね」
とだけしか言わないなら
お客さんは、他の店で買おうとしか思わない。
どこの店行っても同じだよと青果担当者は思うが
やはりお客さんは担当者が自身を持って売ってる店で買いたいものである。
だから
「今年の桃は例年よりちょっと味がうすいですけど」
「ウチではいろいろ研究して、どうにか味の良いものを集めてます」
的に言った方がいい。
こう言ったら、担当者は実際にいろいろ食べて研究しなければいけないよ!
で、そういえばお客さんは
「じゃ、どういうのが甘いの?」
と聞いてくる。
こんな会話が成り立てば
固定のお客さんがついてくる第一歩にもなる。
担当者は忙しいかもしれないが
なるべく「固定客」獲得のために相手したほうがよい。
こういう会話が好きな担当者はそれでいいが
会話に時間かけすぎないようにw
全体的に甘みが薄い年でも
そういうなかで
甘みが薄いながらも
比較的甘みが濃いものをさがして売る。
甘みが薄くて安い桃を売りたい場合は
甘みの濃いものをちゃんと売る一方で
甘みが薄いのは安く売る。

「こちらの桃は味が薄いのでお安く売ってます」
甘みが薄いのばかり売ってはいけない。