おいしいトマトの見分け方2014.5

5月から6月にかけて例年ですととまとは結構出回り
安く買えると思います。
売り場側からでも
この時期は大量に売れるイメージがあります。
トマトの旬は夏という言い方もあります。
一番出まわる時期ですからね。
しかし、出まわるといっても
味についてはどうでしょうか。
ちょっと夏のとまとは水分が多い気がします。
3月~5月の春のトマトがおいしいという言い方もあります。
この辺が多いです。
2月頃のトマト
秋のトマト
もおいしいという声も聞きます。
はっきり言って
産地、その年のできばえ、時期によって様々です。
春のトマト、すべてがおいしいかといえば
そうではありません。
ただ春がおいしいトマトに出会う可能性が一番高い時期といえます。
夏は一番でまわる時期です。
たいていスーパーですと
とまとの箱売りは
1キロ、1.3キロ、2キロの箱ですが
それらはもともと「箱売り」用のものでして
普段市場にはとまとはほとんど「4キロ」の箱に入ってます。
もしかすると4キロ箱で千円とか
町の八百屋さんあたりだと500円とかでも
この時期は売られることがありました。
そんな時期のおいしいトマトの見分け方。
基本値段がそこそこなのは私自身はおいしいと思います。
安すぎると
もちろんおいしいのもありますが
安いなりのもあります(笑)。
売り場で鮮度落ちしてるものは
もちろんおいしくないですね。
ぶよぶよしてるものは避けましょう。
それ以前に青果担当者はそのようなものは値下げして売らねばならないです。
あと
とまとを見て
放射線状に薄い線が入ったもの
そして
白い粒がパーッとあるもの
皮の外側でなく
皮の内側にです。
キズとかとは別です。
seika (30)
こんな感じですね。
見えますでしょうか。
うっすらと入ってます。
このようなものは特に甘いです。
私自身の経験ですと
確かに甘いのですが
このようなものでなくとも
おいしかった記憶があります。
ですから
甘い傾向があるのでしょう。
ヘタの方まで
赤みがあるものですね。
未熟なのは
ヘタの方が青いものもあります。
形が扁平なもの。
ちょっとひらべったいものです。
玉ねぎも
とがったものより
平べったい方が甘いようです。
角ばってなく丸いもの
上から見ると五角形っぽいものもあります。
これだと空洞や
ゼリー部分が実全体にゆきとどかながちです。
甘いトマトは水に沈むらしいです。
結構当たってる話を聞きます。
あとやはり「赤」いもの
トマトは熟して赤くなるにつれ
うまみ成分である
アミノ酸の一種のグルタミン酸が増加します。
糖度も赤くなるにつれ増加します。
もともと酸味もあり
甘みもあり
うまみもある
何の料理にでもトマトはよくあうことが最近言われてます。
さらにリコピンという栄養もありますのからね。
一度おいしかったトマトを買った店、産地を覚えておくことも大事です。
おいしいトマトを売る努力をしている店(会社)である可能性が高いかもしれませんね。
年間、いろんな産地のトマトを扱うとしても
常に「良いトマト」を仕入れようとしてるかもしれません。
あるいは「たまたま」おいしいトマトを売ってただけかもしれませんが。
おいしかったトマトの産地のトマトは
その後もずうっと美味しい可能性は高いです。
ただ
気候などで
その後も安定して美味しいものを出荷し続けられるとは限りません。
季節によって得意・不得意があるかもしれません。
春は○○産のトマト、夏は△△産のトマトとか。