日川白鳳が売れてます

青果担当者向けメモ
6月末、桃ははなよめ、ちよひめという品種が安くて売れてました。
日川白鳳は6月下旬も出てましたが高かったです。
ウチの店はそんなに大きくなく、安いものが売れるほうなので
はなよめ、ちよひめをメインに売ってました。
日川白鳳のほうが高いだけあって味も良いのですが
はなよめ、ちよひめも味はそんなに悪くないのでメインに売ってました。
これで味が悪かったら
良いものを売らなければならないです。
そして7月。
日川白鳳の安い産地のものを使ってます。
22玉で1個100円
20玉で1個150円
18玉で1個200円
くらいで売ってます。
通常の日川白鳳の産地だと
これの1.5倍くらいの値段がすると思います。
山梨の安めのが出る産地なのですが
日川白鳳以外にもいろいろな品種がこの産地から出てます。
味はやはり良い産地に比べると不安定ですね。
良い産地は見た目も良いし、味も安定して良い。
この安い産地になると
だいたい「まあまあ」な感じですね。けっして悪くはありません。
やはり高く取引されてるものは、それだけの理由があります。
でも安いものが出る産地といっても
味が悪い産地でもなく、激安な産地でもない。
味はそこそこだがリーズナブルな産地です。
青果担当者は店の客層にあわせた商品を置くべきですね。
安物買いの傾向のある店で
いくらがんばって良い物ばかり売ってもそんなには売れない。
ウチの店でもリーズナブルなものは置くが
良くて高いものもほんのちょっとだけど置きます。
良くて高いものが思った以上に売れれば
高いものの売れば面積を広げますが
そんなには売れないが
良くて高いものを求めるお客様もいるので
ほんのちょっとは置きます。
しかし安物買いのお客様が多い店で
良くて高いものばかりというのは方向性が違ってしまいます。
安物の産地の桃を置くべきだと思います。
しかし、取引している市場では高くて良い産地しか扱ってないという場合もあるんですね。
ということになるとバイヤー・本部の問題になってきます。
バイヤー・本部に言って
そのような桃を探して
新たに市場を開拓するか
直接買い付けるかしたほうがいいです。
言うときも
「安い桃があるので取引してもらいたい」
という言い方はよくありません。
「安いけど味もそこそこ良く、安いものを買い求めるお客様が多いウチの店ではそのような桃が必要」
というような言い方が良いと思います。
一つか二つくらいしか市場を知らないと限られてしまうんですよね。
高い桃ばかり売って
「なかなか売れないな」と。
しかしリーズナブルな桃もある。
しかし、安いだけで味が悪いものもあります。
そんなのをつかまされたら失敗です。
安物買いが多い店の担当者は
安くて、味もそこそこな産地を探して売ってください。
もちろん良い桃も一緒に売ってください。
そしてただ良いのとリーズナブルなものを並べるだけでなく
ちゃんと説明のPOPもつけてください。