売り場にいると
「この前買ったメロン、おいしかったよ」
と言われればうれしいのですが
「苦かった」
と言われることもあります。
ウチではあまり売らないのですが
かなり安いメロンは苦いことがあります。
当ブログのメロンの苦味にも書きましたが苦味にはいろいろあります。
メロン自身がもともと持ってるもので安全ではありますが、
よほど味が悪ければ返品に応じてくれるお店もあると思います。
部分的に苦味がある「ばら色かび病」という事例もあります。これは皮の薄いタカミメロンやアムスメロンでみかけるようです。
店側としては「安く売ってるのに、少し味が悪いだけで返品されたら商売成り立たない」ということもあります。
「あまり甘くない」程度なら「安いので・・・」と言い訳できるかもしれませんが
しかし、「苦い」というレベルなら、返品はできると思います。ウチは応じてます。匿名ブログなのでどことは言えませんが。すみませんです。
簡単に言えば
高いメロンはおいしいです。
お尻の方があまりブヨブヨしてないもの。
良いメロンでも過熟するとピリっという味がしてきます。
あとピークを過ぎた産地もおいしくなくなります。
茨城のメロンは5月~6月
千葉のメロンは5月~7月
山形のハウス物のメロンは6月中旬~7月中旬
山形のトンネル物は7月~8月上旬
山形は庄内メロンのブランドがあります。
青森は7月~8月
青森はアーバンデリシャスやデリシィメロンなどがあります。
過ぎてもおいしいものもあるにはあります。
おいしいメロンの選び方としていろいろあると思います。
網目が良いもの。
これはちゃんと成長していることをあらわします。
お尻の柔らかさで熟しているかどうかがわかります。
少し柔らかいくらいが良い。
しかし、お店によって「触られると傷む」ので触らないで下さいというお店もあるかと思います。
そういう時はお店の人に「ほどよく熟しているもの」「今すぐ食べられるもの」「3日後、お客が来るので」と聞いてみましょう。
適したのを選んでくれると思います。
しかし、激安で仕入れたのは苦いものがありがちで
そのようなメロンを上記のように見分けたり選んだりしても結果は同じです。
だから私がおすすめする見分け方としては
値段が安すぎないもの
あまりおいしそうなメロンがその店になければ、他の店に行くしかありません。
安物しか置かない店もあるかもしれません。
安いメロンもたまにはうまいものがありますが
大体はちょっと薄味か
たまに苦かったりします。
産地のピークが過ぎた時期でないもの
ピークを過ぎた産地のものは
安くなり、味も薄くなっていきます。
関東では熊本、茨城、千葉、山形、青森、北海道のものを多く見かけると思います。
上記の表を参考にしてみてください。
しかし良い産地ですと、ピークを過ぎても少し味が落ちるくらいでもまだ充分においしい産地もあります。
この場合ですと「安くなって、ちょっと味が落ちたけど、まだまだおいしいメロンね」という場合もあります。
とにかく甘いのが好きな方は「赤肉メロン」なら大体満足していただけるかと思います。
そこそこな値段でもおいしいのですが、やはり赤肉でも激安なものは苦いことがありました。
それはお客様で返品された方もいましたし、市場へ返品したこともあります。
それ以上に陳列されてあっても売れませんでした。やはり見た目がおいしそうではなかったかもしれません。
以上をクリアしてから「おいしいメロンの見分け方」である、網目とか熟度とかを見ましょう。