野菜の端境期、とう立ち

青果担当をやってるとよく端境期という言葉を聞きます。
その頃は露地の野菜が少なく値段も高いものとなり
へたするとかなり値段が高いこともあります。
その時期は冬は2月~4月
秋は9月頃に起きます。
野菜は種をまいてから早いもので大体1~2ヶ月で収穫されます。
基本2~3ヶ月。
冬の12月~2月は寒くて種が播けません。
寒さが厳しくて発芽できないのです。
その2ヶ月後の2月~4月は
露地物は収穫できないことになります。
夏の7~8月も暑くて播けません。
すると9月頃起きます。
9月頃の端境期はそんなに聞かないのですが
春の端境期は良く聞きます。
冬の端境期は西日本の暖かい地方の野菜が入ってきたり
秋の端境期は東北・北海道の涼しい地方の野菜が入ってきたりもしますが
品薄やハウス物であったりするため
やはり高くなりがちです。
さらに、春になると野菜はとう立ちしてきます。
抽苔とも書きます。
大根、かぶ、白菜、小松菜などの野菜は
種蒔きの後
低温に一定期間さらされると花芽ができ
その後温度の上昇につれ
とう立ちするらしいです。
ブロッコリー、カリフラワー、長ねぎ、玉葱、キャベツ
も大根同様にとう立ちしますが
ある程度大きくなってから
低温にさらされるとなるようです。
ほうれん草、春菊は
一日のうち日に当たる時間が
12時間以上になると
とう立ちするようです。
いろんな条件でとう立ちしていきます。
野菜のメカニズム~花芽分化~タキイ種苗
とう立ちや
春になるにつれ大きくなりすぎていくために
その前に収穫しなければならないこともあります。
そして端境期は起こります。