長ねぎはとう立ちで夏はつくりにくい

長ねぎは
一定の大きさになって低温にあうと花芽分化し
その後高温と長日によってとう立ちが起こります。
とう立ちした長ねぎには「ねぎ坊主」ができます。
春ころの長ねぎに見られます。
これができてしまうと硬いものになってしまいます。
また、中身が空洞に近くなるのもあり
きざんでも、あのネギのきざみのイメージとは程遠く
ワッカばかりになってしまいます。
なのでねぎ坊主は種用だけ残し後は切り取っているようです。
葉を切り取って新しい葉がついたり
植え替えると遅くまで収穫できたりと
やりようによってはいろいろできるようです。
関東地方のネギの生産者は
夏は基本、つくりにくいと言ってます。
しかし、もちろん相場が高くなるので
夏ねぎにチャレンジする人もいます。
春の葱坊主のために
6月~8月、夏の長ねぎはつくりにくく
暑いので病気や害虫に悩まされることもしばしば
品質もいまいちで
しかも高いものとなります。
普通のサイズで
3本入り250~300円くらいが平均だと思います。
高くなると1本100円でも赤字になることも。
しかし、そのようななか関東地方では
茨城で夏ねぎがよくとれてます。
JA岩井夏ねぎ
岩井市ですと夏ねぎの生産量は日本でもトップクラスです。
だいたい春種を播いたのは冬頃とれ
秋に種を播いたのは夏から秋にとれるようです。
10月に種を播き12月に定植したものが5月頃とれるくらいの間隔です。
岩井市の夏ねぎとしての収穫は
5月から10月くらいまでです。
一年中ネギをつくってはいるのですが
やはり夏ねぎは高く売れるのでしょうか
メインは夏ねぎが生産されてます。
岩井市では春と秋のレタスに次ぐくらいの生産量があります。
他に、関東では8~9月は東北物が中心となります。