市場から入荷するとうもろこしは通常緑が濃いのが新鮮なものですが
たまにこの写真のようなものも入ってきます。
枯れてきてますね。
焼けと呼ばれます。
肥料のやりすぎで肥料焼けというのがありますが、それとは違います。
市場のセリでも、やはり緑が濃いものの方が高く
こう茶色いとかなり値段が落ちます。
さらにこのようですと豆自体がつぶれてることがあります。
このような感じでつぶれてます。
つぶれてないものもありますし、もっとつぶれてるものもあります。
皮をむかないとわかりません。
豆がつぶれてるものをお客様が買われた場合
多くの場合は返金できると思います。
青果担当者としても
とうもろこしは入荷の時点で緑が濃いものが基本で
枯れてきたたものは市場に言わないといけません。
場合によっては、すぐに取り替えてもらわないといけません。
あるいは値引きしてもらう必要があります。
「この時期仕方がないのかな」と疑問に感じたら
バイヤー、先輩、まわりの店の担当者、あるいは店長と相談したほうがよいです。
あるいは市場の担当者に聞いてみるのも手です。
とうもろこしは日に糖度が落ちていくものであり
日が経ったものは商品価値がかなり落ちます。
豆がつぶれたものは基本、売らないほうがよいでしょう。
豆がつぶれたものは返品してください。
とうもろこしは豆が多くついており
それだけ呼吸が多い野菜です。
呼吸とともに熱を持ちます。
常温でしかも段ボール箱につめこまれた状態ですと
とうもろこし、お互いの熱でさらに熱を持ち
こうした焼けがひどくなります。
豆がつぶれる原因にもなります。
豆がつぶれる原因は
保存状態の良し悪しによります。
理想的な保存は
冷蔵庫の中で
とうもろこしを立てた状態。
寝かせてると立てようと余計な労力や糖を使います。
立てた状態でなるべくとうもろこし同士を離し冷気を通りやすくすることです。