今、りんごは「サンつがる」がメインですが
青果売り場では次のりんごのメインである
「早生ふじ」がそろそろ出まわってきます。
早生ふじという品種は無く
昴林、弘前ふじ、やたかなどの品種がそれにあたります。
早生ふじがでる前も
つがるの他にもいろいろなりんごが出まわってます。
さんさ、きおう、未希ライフなどがよく見る品種です。
この他にもシナノ・ドルチェというのもあります。
2005年に品種登録され
当時の長野県知事であり作家の
田中康夫氏による命名だそうです。
シナノは信濃
ドルチェはイタリア語でデザートのことです。
ゴールデンデリシャスと千秋のかけあわせによるものです。
同じ組み合わせで「シナノ・ゴールド」という
黄色系のりんごもあります。
千秋はやはり
つがるとふじの間に出てくる
中生種のなかでも人気のある品種です。
見た目はジョナゴールドのように
ロウ質がでやすくテカってます。
ふじ系はあまりロウ質が出ずに
艶の無い色をしてますね。
食べた感じは
やや酸味を感じるりんごですね。
りんごの味の書き方として
ふじが「甘みの多いリンゴ」で
紅玉が「酸味のあるリンゴ」
というのが大体のところです。
リンゴ全体からみれば
シナノ・ドルチェは
「甘みと酸味が程よい」
という表現になります。
ゴールデンデリシャスと紅玉をかけあわせた
ジョナゴールドというのがありますが
これは柔らかめのリンゴでして
これより硬いイメージがシナノ・ドルチェといったところでしょうか。
肉質はやや粗めです。
9月上旬から10月上旬にでまわります。