早生ふじの段階でも蜜入りりんごがありますが
だいたいサンふじ・ふじが収穫される時
寒さで蜜入りになることが多いです。
そして12月中に蜜はりんご自身に吸収され
年明けには蜜入りりんごはなくなってきます。
しかし、りんご自身に吸収されないのもあり
そのようなものが
年明けでも蜜入りリンゴだったり
りんごを切ったら中身が茶色く溶けてるかのようになります。
そして春頃
発泡スチールに入った貯蔵物が出荷される前
抗酸化作用が弱くなったものが
中身が酸化され茶色になっものが出たりします。
発泡スチールに入ったものも
やはり弱いものや
終了期前ですと
中身が酸化され
切ったら茶色かったというものがでやすくなります。
特に貯蔵物は
りんご自身の呼吸するガスで「焼け」が起こり
皮が茶色くなったりします。
りんごの中身を切ったら茶色になってたというのは
12月頃 蜜が吸収されずに残る
4月頃 発泡スチール物が出る前、段ボール物の終了期で抗酸化作用が弱くなったものからでる
7月頃 りんご自体の終了期で酸化作用が弱くなったものからでる
主に時期別ですとこのような感じで出ます。
これ以外にも
「つる割れ」は
りんごの実が大きくなる時
雨が多かったりするとなりうるようです。
あと「芯カビ」病
これは切ってみないと判りませんが
成長段階ですとある程度わかるコツがあるようです。
一つだけ赤くなってたりすると芯カビだったりするようです。
種からカビが生え周囲が傷んできます。
実が大きくなる時ガクからカビが入り込んだもので
傷んだ部分をとりのぞけば大丈夫という意見が多いですが
お店に言えばたいていの場合返金・交換してくれるでしょう。
芯カビ以外のここに書いてある事例の場合でも返金・交換はしてくれると思います。
ただ「つる割れ」だけでは対応はしてくれないと思います。
つる割れで、中が傷んであれば対応してくれると思います。
つるのまわりの
へこんだ部分が黒く輪になって
線がついてる感じになることがあります。
黒っぽいキズのようなものが何重にもへこんだ部分にワッカになってます。
これはホウ素の欠乏によるものです。
これだけでは返品の対象になるかは微妙です。
またビターピットといって
果肉に茶色い点ができます。
これは栄養のやりすぎだったり
カルシウムの欠乏だったり
若い樹に見られる特長だったりします。
茶色い部分はコルク状で苦いです。
他、今の時期でも
他の時期でも
保存状態が悪いものは中身が茶色くなります。
暑い時期は冷蔵庫、
寒い時期は暗くて涼しい所に保存してください。
ただ、他のものと一緒にすると
りんご自身が出すエチレンガスによって
他のものを熟させてしまうので
注意が必要です。
そのためにラップなどにくるんでおいたほうが良いでしょう。