売り場でよく「端境期」という言葉が出ます。
2つ意味があります。
例えば長野産のレタスが10月頃終了するが
その後出てくるはずの茨城産がなかなかでて来なくて
高くなるときも使います。
これは売り場から見た端境期です。
レタス単品のことを言ってます。
産地が切り替わる間の意味です。
多くの場合相場が高くなり困った時に言います。
本来は露地で
冬野菜が終わり
春野菜が出てくるまでの間と
夏野菜が終わり
秋野菜が出てくるまでの間を指します。
こちらは作るほうから見た端境期です。
冬野菜の白菜を収穫した後
夏野菜のきゅうりが取れるまで
「何も取れないよ」
という時期が続きます。
ハウスとか工夫すればつくれなくも無いのですが
露地ですとやはり空白になります。
つくる方から見た端境期は
地方によって時期は違いますが
関東地方ですと
春は2月~4月
秋は9月頃となります。
寒い間種が播けず
2月~4月収穫できるものがなくなります。
また暑い時も種が播けず
9月頃収穫できるものがなくなります。
また、つくる方にとっては
この端境期が狙い目であることは確かです。
上記の2つの意味のどちらでもです。
誰も作れないときに作って売ると
当然高く売れます。
しかし、それにはハウスをつくり、お金をかけたり
いろいろ工夫しなければなりません。
関東地方の端境期の時
例えば白菜が夏にできないのですが
涼しい長野から入ってきます。
また、きゃべつ・レタスなども冷涼な気候を好むのですが
関東地方の夏は、やはり作れません。
これもまた長野から入ってくるのですが
関東地方でも高原地帯は冷涼なので
高原地帯にとってはねらい目です。
しかし、端境期といってもそのようなところで作りすぎると高く売れません。
高原きゃべつの作りすぎで相場が安くなることは結構ありました。