かぶは売りずらいです

題のように書くと
投資の株のようですが
野菜の蕪です。
仕入れて、ただ陳列するだけではなかなか売れません。
陳列した時の見た目が大事な商品の一つだと思います。
取立てで新鮮なら
そのまま陳列できます。
値段も手頃なら結構売れると思います。
ただ青果担当者が売るに困る商品の一つです。
多くの場合、陳列するだけでは売れません。
どうしたら、かぶを売ることができるか
かぶの売り方を話したいと思います。
まずは値段のつけ方
やはり利益率は薄めにしたほうがいいと思います。
なるべく買ってもらえる値段で。
新鮮なら売れます。
しかし、葉が少し黄ばんで入荷するのもあります。
玉が少し茶色く変色したのが入荷する時があります。
あまりにもひどい時は返品するべきです。
蘇生とトリミングが必要ですね。
この2つは青果担当者にとっても基本的なものです。
かぶが入荷したら
水につけて蘇生する。
この水につけるのが必要である場合と無い場合があります。
会社によって蘇生する基準が違います。
埼玉・千葉産のかぶでしたら蘇生しないで良いかもしれません。
青森産のかぶは蘇生するという担当者が多いと思います。
そしてトリミング。
葉が少し黄ばんでたり折れてたりするものをカットする。
なるべくギリギリで。黄ばんでる箇所のみをカット。
玉についてるヒゲを落とす担当者もいると思います。
ヒゲが無いほうが売れるという店もあります。
そこはいろいろ試してみてください。
陳列の仕方。
ただ陳列するのではなく
ビニールや金属のお盆(バット)を敷いて陳列する。
霧吹きで水をやる。
ていねいに陳列する。
そのためには1箱分全部並べるのではなく、
形が崩れない程度に陳列する。
たいてい3玉や5玉が結束されて入荷するのですが
青森産のようにバラで来る産地のもあります。
青森産の場合どのように売るか?
1本バラで売る人もいます。
この1本をそのまま濡れた紙の上に置いたり
1本ずつ袋に入れたり。
3~5本結束して売る人もいます。
青森産はやわらかいので
一回水につけて蘇生したほうがいいと思います。
千葉・埼玉産はだいたい3~5玉で結束されて入荷するのですが
そのまま置いてもいいし
一回袋に入れてから陳列する人もいます。
なるべく袋に入れずに陳列し
その日に売り切ったほうがいいと思います。
かぶを陳列する時に気をつけること。
葉が枯れてないか
玉が変色してないか。
水分がとんでフヤフヤになってないか。
どれか、ちょっとでもだめだと売れないですし
陳列してはいけないと思います。
これに気をつけて陳列すれば売れると思います。
売り場の野菜の中でもデリケートな商品の一つです。