千葉県は江戸時代に青木昆陽が植えつけたのをはじめ歴史は古いです。
生産量も鹿児島、茨城に次ぐ生産地となってます。
いまでこそ品種は千葉ではほとんど紅東ですが
1980年代までは紅高系や金時が主流でした。
紅高系14号は今では「佐原金時 さわらっこ」や大栄愛娘のブランドとしてでまわってます。
最近では「紅はるか」という品種が人気が出てきてます。
大栄愛娘は
べにあずまは早掘りは
5月のあたま前後に植え付け
8月のあたま前後で収穫されます。
普通掘りは5月中旬から6月中旬うえつけで
9月下旬から11月中旬収穫で
貯蔵され翌年の6月頃まで出荷されます。
さつまいもは貯蔵したほうがデンプンが糖化し、甘さがでてきます。
JAかとりでは大栄愛娘は45日以上、紅はるかは30日以上貯蔵してから出荷するそうです。
さつまいもはどこの産地のものが良いか?
それは用途によっていろいろですね。
煮物にするのだったら千葉のべにあずまがおすすめです。
茨城のべにあずまは比較的安いのですが
茨城のさつまいもは干芋には一番適してると思います。
ただ茨城の産地によっては美味しい産地もあるのですが
全般的にいえば、やはり千葉ですね。
関東ではべにあずまが一般的に流通してますので
金時に関してはよくわかりません。
西物ですので少々高いものが関東に来てると思います。
ただ高いだけあって良いものだと思います。
金時に関しては好き好きとしか言いようがありませんが
関東ではべにあずまが値段がそこそこで品質の良いものがでまわっておりますので
品種はべにあずまがおすすめです。
焼き芋だと「紅高系」が良いという声も良く聞かれます。
上の方で書かれてる「大栄愛娘」は紅高系14号で、やはり焼き芋がおすすめです。
紅高系はホクホク感が一番あります。
ただ甘さ重視の方でしたら
紅はるかや金時の焼き芋を好まれるかもしれません。
こちらはホクホクというよりもしっとりですが
甘さはかなりあります。
千葉産の紅東は北総台地(下総台地)でとれます。他に落花生でも有名な場所です。
JAかとり、JA成田市、JA多古、JA八街が主な出荷JAです。
写真のべにあずまは成田市大栄地区多良貝のものです。JAかとり。
JA成田市というのがあり、そこでもさつまいもは出荷されてるのですが
ここら辺は合併により入り組んでるのかもしれません。
成田市でも大栄地区と下総地区はJAかとりのようです。
この大栄地区は大栄愛娘の産地でもあります。