とくだにトマト
関西のほうでは有名なフルーツトマトです。
高知市一宮(いっく)の徳谷(とくだに)地区の10数軒の農家で栽培されてます。
糖度は10度以上、13度あるものもあるそうです。
13度といったら、みかんでも、かなり甘みを感じるものです。
1キロで一万円くらいするものから
B品でも1キロ3000円から5000円くらいしてます。
スーパーで見かけるトマトの小さい箱は大体1キロ~2キロ。
普通の箱は4キロです。
Lサイズだと4キロで20個くらい入っており
Sサイズだと4キロで28個くらいです。
日持ちも良いので
ギフトにも最適だと思います。
楽天
少し大きめの徳谷トマト(フルーツとまと)4k箱入り
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品種や細かい栽培方法は各農家によってさまざまなようです。
でもだいたい品種的には「桃太郎とまと」かと思います。
この一般的な品種を
栽培方法や改良で
おいしいトマトになってます。
徳谷地区は河口の汽水地域という淡水と海水が混じったところを埋め立ててた所にあり
熊本の塩トマトと同様に海水のミネラルが含まれ、それが独特の酸味となってます。
土壌の塩分によりトマトになかなか水分がいかないのも甘さの秘訣となってます。
よくあるフルーツトマトの栽培方法に水を極限にやらないという方法がありますが
塩トマト系はそれを塩分の力で水分を抑えてます。
昭和45年の大型台風10号で徳谷地区は海水が入り込み
トマトを植えましたが立派に成長しませんでした。
今の徳谷とまともそうですが、実も見た目に悪いです。
しかし、食べてみると濃厚で甘みが高く、酸味が程よくそれがコクのよいトマトとなりました。
畑がもう使い物にならないと思いきや
奇跡的に素晴らしいトマトが誕生したのでした。
通常のトマトは60日近くかけて収穫されるのですが
水分がなかなかとれず成長も遅いので
徳谷トマトは収穫まで90日かかります。
水分がなかなか吸収できないという悪い環境の中では
何とか子孫を残そうと実に糖分をためようとし
それが甘さに繋がります。
木が枯れる寸前まで水分を抑える栽培方法なので
ヘタなどがちょっと枯れ気味になってるかもしれません。
ハウスを見ても
樹勢が弱く
実もところどころで
葉もしなってかり枯れ気味です。
そんなところになってます。
見た目こそ難ありますが味は格別です。
高知中央市場には12月から7月まで
出荷されてます。
特に美味しい時期は
他のトマト同様3月前後だと思います。
生産者の中で
特に7番と52番の方が有名なようです。
7番の方のは
甘みと酸味が程よい甘さで
52番の方のは
とにかく甘いと
独特の甘さがあるようです。
味の好みでどちらがよいか分かれると思います。
関東地方のスーパーですとなかなか見られません。
ネット通販で結構見られますので
そちらをご利用してはいかがかと思います。