温州みかん

スーパーなどで一般的に流通している、みかんのことを
「温州みかん」と呼びます。
温州とは中国に実際にある柑橘で有名な都市。
昔、日本では中国の書物がよく読まれ
柑橘といえば温州で
温州の柑橘のようだから
温州みかんと名づけられたようです。
実際のところは
鹿児島県出水郡長島町が原産だということです。
どこからかここに持ち込まれたのが
長島町で突然変異をし
ここが現在の温州みかんの原産地となりました。
そのどこからかとはどこか。
親は「クネンボ」と呼ばれるものではあるらしいです。
そのクネンボが
一説は遣唐使が温州から持ってきた種か苗であり
もう一説は沖縄ルートらしいということです。
現在の中国のみかんって小さいようですね。
江戸時代、「紀州みかん」というのがあって
それが今でも残ってるらしいですが
それは温州みかんとは別の種類のようです。
中国から来たみかんを熊本で栽培し
高田みかんと呼ばれてたのを
紀州に持ち込んだのがはじまりとか。
サクラジマミカンも近い品種のようです。
紀伊国屋門左衛門の話で
江戸でみかんが高騰したとき
紀州から船で大量に江戸に送って財をなした話は
この紀州みかんです。
今でも和歌山などで栽培されているようです。