よく行くスーパーで一般人もわかる、おいしい「さくらんぼ」の見分け方

さくらんぼの選び方といっても
なかなか難しいものがあります。
なじみのスーパーに行っても
同じものがずらーっと並んでるだけ
「枝が太くて」
「こういう柄で」
「形がこうで」
というのを選ぶのだったら
数多くのスーパーを回ったり
果樹園をまわったりしなければなりません。
そういうことができれば
「枝が太くて短い」
「扁平である」
「艶があって紅い」
さくらんぼ狩りなら
「太陽があたってる上の方」
をおすすめします。
枝が太くて短いのは
栄養がゆきわたってます。
形が扁平と言うのは
他の野菜、果物にもあてはまります。
玉ねぎでさえも
扁平な方が甘みがあります。
みかんもそうです。
太陽が当たってると栄養豊富ですよね。
色に関しては
艶があるものはもちろん新鮮ですが
紅ければいいってもんじゃありません。
同じ品種であれば
紅いほうがよいのですが
違う品種だと
真っ赤なものより
黄色い方が甘いことがよくあります。
紅さやかは結構紅いですが
佐藤錦は黄色の部分が多いです。
あと大きさ
さくらんぼは大きい方がおいしいです。
野菜、果物では
LサイズよりMサイズの方がうまくて高いことが多いのですが
さくらんぼに関しては
大きい方が良いです。
MサイズよりLサイズ。
大きくても2Lサイズくらいまでかな。
とはいえ
スーパーでは
たぶん選びようがないと思います。
まずは、いろんな種類が売り場にある場合。
いつものことながら
一番高いものがおいしい
かもしれませんが
さくらんぼの場合は
必ずしもあてはまらないこともあると思います。
いろいろ種類があったときに
一番無難なのは
「佐藤錦」
を選ぶのが無難だと思います。
たまに佐藤錦より高くて
味が、少なくとも私には合わないようなものもありました。
人によってはそれがおいしいのかもしれませんが。
しかし、佐藤錦も長い期間あるものではありません。
佐藤錦より前でしたら
高砂、正光錦
後でしたら
紅秀峰、大将錦
ここらへんがおすすめです。
またフードパック入りと
そうでないものがあります。
フードパックというのは
産地名が入った
上下にパックがあり
「カチッ」ととじられるもの。
たいてい200g入り。
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これです。
そうでないものとは
箱に入ってたり
500gのフルーツケースに入っていてラップなどがされてるものだったり
あるいは箱に入ってるものが
トレーに入れられてラップされてたり。
さくらんぼの生産者は
選別する時
よい物を箱に入れ
残ったものを
このフードパックに入れて出荷します。
もちろんこのフードパックにも入れることができないものもありますが
だからフードパックのものより
そうでないものの方がおいしい確率が高いです。
またスーパーによっては
一種類しか出てないところも多いと思います。
このような場合
どれが一番おいしいかというのは問題でなくなってきます。
どれが一番鮮度が良いか、ということになってきます。
手にとって
よく見たり
裏返したりするのは
ポピュラーな見方だと思います。
いちごもお客さん、そうやって見ますよね。
「信頼がある店のお客さんは見ずに買っていく」
とおっしゃる青果担当者もいそうですが。
裏返して見たりすると
「裏だから見えない」というのではなくて
多少書き混ざって良くない物が浮き出てくることもあります。
また「がく」のようなものが散らばってたり
水滴が他のよりついてたり
も比較的鮮度劣化してます。
小バエがよってくるのはまず、くさってますね。
小バエは、ほとんどくさってたり、傷んでたりするものによってきます。
でも、お客さんは気になりますよね。
「本当に甘い?」
たいがい店の人は
「甘いですよ」と言いますね。
正直な人だと
「この時期は好きな人にはオススメですが」とか
「安い分、いくらか甘みが・・・」とかあります。
だから「評判」でお店を見分ける手段もあります。
味はそこそこで安いものを売る店
高いが味は信頼できる店
高くてよくないものを売る店
安くてよい物を売る店
いろいろありますね。
評判も大事だと思います。
これは担当者によってもすぐ変るかもしれません。
そして常に評判は変っていくかもしれません。