サンふじりんご

DVC00137 (2)
国内ナンバー1の品種。
サンふじと「ふじ」の違い
ふじはりんごの実の色を良くするために
成長過程で袋をかけて覆います。
そしてある程度になったら袋をとって
色付けします。
だからサンふじより「ふじ」の方が色がよいです。
太陽「サン」を浴びているから「サン」なのです。
ただ袋をかけてない分
「サン」の方が栄養もあり
おいしさもあります。
見た目がいい分「ふじ」の方が高いです。
当初は「サン」の方は見た目が良くありませんでした。
自然に任せて色付けしてるためです。
色がつくのは日焼け同様で
袋をかけておいて短時間で色付けしたほうがきれいに仕上がり
長時間ダラダラ日にさらしてると
あまりきれいに焼けないこともあります。
シミとかができてしまいます。
でも最近はだんだん色付けもよくなってるようです。
大体
ふじは紅のような赤
サンふじは茶褐色というか
茶色がかった赤です。
ふじは国光とデリシャスが親。
ふじりんごの「ふじ」は
富士山、当時トップ女優の山本富士子さん、育成地の藤崎からきてます。
ふじは中国でも主力品種で
アメリカでも主要産地ではデリシャス、ゴールデンデリシャス、ガーラに次ぐ品種となってます。
中国で主力になってる分
世界では生産量一番の品種となってます。
そして2位がデリシャス。
サンふじの国内の主要産地は
青森、岩手、秋田、山形、福島、長野。
個人的な意見ですが
見た目は青森が良いです。
で味は長野が好きです。
これはあくまでも個人的意見です。
長野は上記の産地で一番南ですが
高地で寒さもあります。
寒暖差の激しさがその味を生むと思います。
野菜でも果物でも寒暖差がある所だと
味のあるものが生まれます。
山形はやや安いイメージがあります。
岩手・秋田・福島は青森・長野に次ぐ2番手グループなイメージは否めません。
ただ各産地がんばっております。
作ってる場所によっては飛びぬけてるのもあるかもしれません。
硬くてシャキシャキしてるので
保存性もあり
本来11月にとれるのですが
冷蔵で翌年まで売られます。
サンふじは4月頃まで
ふじは8月のお盆頃まで。
「ふじ」の方がやや保存性があります。
だんだん味も落ちていくのですが
人気の品種なので一年中買われます。
8月まであって
9月頃はどうしても「サンつがる」しかないですね。
10月から「早生ふじ」がでてきます。
9月頃をぬかせば、「ふじ」としてはほぼ一年中あり、人気があります。
よく売り場で「蜜が入ってますか?」と聞かれますが
蜜が入ってるのは11月から12月くらいまで
1月頃からだんだん果肉にしみこみ
2月以降はなくなるはずです。