青果担当者の一日の流れ 午後編

さて午後編です。
休憩が終わると作業場に戻っていきます。
自分がもし先に休憩に行き
もう一人が交代で残ってる場合は
もう一人はこの時間の間に
ゴミ片付けや
市場以外のものの発注。
たとえば「包材」とか
「水煮」とか。
あとは様々な書き物。
書き物の中には
報告書とか棚卸とか計画書とかいろいろあります。
報告書などは1か月に一回、せいぜい3回くらいでしょうか。
あとは売り上げや単品のデータを見たり。
社員2人いても同時に休憩でるところもあります。
社員一人しかいないところなら
休憩行く前にゴミ片付けとかします。
だいたいは休憩直後まずは売り場を見て品薄になってるものをチェック。
大根の半切りがなければつくります。
午後パートさんがいればつくってもらい、品薄の部分だけ品出し。
社員が1人~3人を対象に書いてますが、もっと社員がいるところもあります。
でもだいたい社員は1人~3人くらいで、あとはパートさんが何人いるかだと思います。
社員3人なら常に1日2人いますが
1人か2人だったら1日に1人しかいません。
終わったら発注に入ります。
まずは発注書が市場からFAXできます。
PCでネットなどで発注するところもあります。
「オンライン発注」というのもあり詳しくは知りませんが回線を使います。
市場へ直接発注する以外に、会社でまとめて発注する会社もあります。
「加工センター」と言って、加工するものだけセンターから各店に送られるのもありますが
普通の大根やきゃべつもセンターに集めてから各店に送られることもあります。
その場合店に送られてくる原価と市場から実際にその会社に送られる原価が違うことがあります。
バイヤーの考えで原価を変えるのです。ていうか原価を変えるなんて気声が悪いので「指示売価」って言ったほうがよいですね。
「これはこの値段で売れるから」で値段を上げ、「これはたくさん売ってもらいたい」で値段を下げる。
あるいは小さい個人店など、そのような中小のお店を対象とした協会というかグループがあり、そこから注文します。
発注方法と発注先がいろいろとあります。
その日その日の相場の値段が書かれた発注書が届いてるのでそれをもとに発注していきます。
発注には時間がかかります。青果は発注が命と言っても過言ではありません。
発注によって次の日の売り場が満足するものであったり、いまいちなものであったりしてきます。
発注時間はだいたい1~3時間ってとこでしょうかね。
3時間はかかりすぎかもしれません。
発注は今ある在庫が明日、なくなってるのか、どれだけ残るのかと
データや経験をもとに「明日これだけ売れる」
「この時期これが売れるので、これをたくさんとろう」
「あ、これやすくなったな。たくさんとろう」
「もう売れなくなったから控えるか」
とかやっていきます。
社員が2人いる店は発注してる間に休憩から戻ってきます。
もう一人も売り場をチェックし品出しからはじめます。
発注が終わったら
あとは品出しと加工。
みなさまがお客様で青果コーナー見に行き
品出ししてる姿が無ければ加工してると思います。
あるいはレジやってるかもしれません。
夕方以降はあとはどんどん売っていくだけ。
午前中もあっという間だが
午後もあっという間に終わってしまいます。
うかうかしてると品物があるのに在庫で眠ったままや
加工すれば出るはずなのに加工できないままだったり。
5時以降は売り場に残ってるものの調整
残りそうなら値引きしたり
あまり出し過ぎずに。
だいたい6時以降は片付けですね。
これが5時以降だったり
昔は8時とかそれより遅くなったりもありましたが
だいたい今は6時でしょうか。
片付けて、発注を見直し、明日の準備。
明日の準備は
明日の売価だったり
明日のレイアウトだったりします。
もっといろいろなきまりごととか
仕事
確認の仕事とかありますが
おおまかなところでは以上のところです。