とんがりとした三浦の春キャベツ
三浦の春きゃべつは
大変やわらかくて
サラダなどに向いてます。
画像のように
葉がひらひらとして
いかにも柔らかそうです。
私自身キャベツのなかで
一番好きなキャベツです。
普通きゃべつといったら扁平な形ですが
神奈川県の名産地、三浦の春きゃべつはちょっと違います。
こんな感じにとんがってます。
よく「とう立ちか?」(とう立ちすると硬くなる)と聞かれますが
大概そうではありません。
しかし、やはり春きゃべつはとう立ちしやすいです。
さらに特徴的なのが
外側の結球してない葉である
「鬼葉」
が他のキャベツに比べてかなり厚いです。
外葉は結球してる中で一番外側な感じです。
鬼葉はちょっと開き気味なところです。
しかし内葉はかなり柔らかくて甘いです。
一番生食に最適と言っても過言ではありません。
三浦の春きゃべつは春だけ
春きゃべつというくらいですから
三浦の春きゃべつは「春」しか出回っておりません。
他の地域のキャベツは一年中聞く産地もあります。
海がまわり中にある三浦半島
そして温暖な気候をいかし
秋から栽培し
冬から春にかけて収穫されます。
作型的には3種類あります。
まず「早春きゃべつ」
箱にもそう書いてあります。
早春モノは12月から出回ります。
12月から2月いっぱいくらいまでの早春
ま、冬ですけどね。
冬なのに柔らかくて甘いきゃべつというので
そう名付けられてます。
そして「春きゃべつ」は3月から5月上旬くらいまで。
まさしく「春」です。
さらに5月いっぱい「中早生きゃべつ」が出荷されます。
農協的には
三浦半島内では2つの農協があります。
三浦市農業協同組合とよこすか葉山農業協同組合から出荷されてます。
この2つの組合が連携し「特産・三浦野菜生産販売連合」という組織があります。
本春きゃべつ
特に三浦の春きゃべつは「本春きゃべつ」と言われます。
「ほんぱるキャベツ」と読みます。
市場の人が他の春きゃべつと区別するためにつけたようです。
品種は「金系201号」という葉が柔らかい品種です。
今では全国的に春きゃべつが栽培されてますが
それと区別するために市場では言われます。