銚子の大根

銚子の「灯台印」がよく目立つのが

きゃべつとダイコン。

そんな銚子の大根も

いろいろな特色があります。

一年を通して

いろいろな「銚子のだいこん」

がでまわりますが

一年を通して

形や色がとても良い印象があります。

もちろん味もおいしいです。

銚子という土地柄

関東地方は

夏は暑いイメージがあるのですが

銚子市は

海に囲まれているので

夏は涼しく

冬は暖かい

なので

冷涼な気候を好む

大根にとってはうってつけの土地です。

冬も暖かいので

秋冬大根

銚子の大根
銚子の大根

主な品種は渡辺農事株式会社の冬岬というものがあります。

秋冬大根とは

11月~1月収穫されるものをいいます。

春大根

いつもの灯台印のだいこんの箱にさらに「さわやか大根」

と書かれてでてます。

いつも春の銚子の大根を見て思うのですが

みずみずしくて

シャキシャキしてそうで

サラダにとってもいい感じがします。

三浦の春大根とは全く違った外見です。

もちろん両方とも

味は違うのですが

おいしいです。

三浦の春大根はたたいみると

低反発のような感じで

銚子の春大根の場合は

「コンコン」とします。

主な品種は雪印種苗株式会社 春風太

3月~5月に収穫されるので

冬の時期はトンネルやべたがけして

栽培されます。

トンネルというのは

ハウスよりかなり小規模で

ワッカを作って

そこにビニールをかけます。

ちょうどトンネルのような形をしてます。

大きさは大根の葉が十分に隠れるよりも大きい程度です。

べたがけというのは

単純に大根の畝にビニールをかける程度のもの。

また春大根というものは

葉の反対側である

根の方の先の方が

細くなりやすいです。首の方だけ太くて

先の方が細いと

可食部分がかなり少なくなります。

しかし

銚子の春大根は

「尻詰まりの良い」大根で

削ってない鉛筆のような

円筒形の形をしており

食べられる部分がかなり多いです。

売る方としても

一箱あたりの値段が同じなら

首の部分だけ太くて

先の方が細いと

一本当たりの重さが少なく

円筒形ですと

箱にギリギリまで大きい大根が入るので

同じ1本200円で売ったとしても

お客さんにとっては

円筒形の方がお得感がかなりあります。

実際重さもあるので。

さらに「胴太り」も抑えられれば

完璧に円筒形になります。

大根の形はこの

「尻詰まりの良い」と

「胴太りがない」

形がボリュームある大根として店頭に並べられやすい形となります。

作型

扱っている品種は11ほどあるようです。

晩夏種を播き10月~11月収穫

秋種を播き11月~1月収穫

冬種を播き2月~4月収穫

春種を播き5月~6月収穫